20代の僕らが考えるキャリアサロン

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【納得のキャリアをスタートさせる大学4年間のイケてる使い方とは?】~大学生×内定者×海外院生×アラサー社会人座談会~

 

どうも、大学二年生のちゃおずです!

大学生活は人生最後のモラトリアムかつ社会人になるための準備期間。

納得のキャリアをスタートさせるために、何に大学生活という大切な時間を使えばいいのか、来年に就活を控えてドキドキ...

...というわけで、アラサーのwebマーケターMJ、大手IT企業戦士予備軍で現役慶応生の風早くん、留学帰りで就活市場で絶賛浦島太郎なうなぺぱねぇ、で「大学4年間のイケてる使い方」についてアツく語ってみました。今回はその座談会の様子をお届けします!

 

ちゃおず:というわけで早速聞いてみたいと思いますが、「大学4年間のイケてる使い方」について、皆さんどう思われますか!

 

ぺパねぇ:せやなぁ、やっぱり何をイケてるとするかは、ちゃおずの目標によると思うので、まずはちゃおずの目標について聞かせてほしいな!

 

ちゃおず:そうですね、僕には将来の目標がたくさんあります!

 

風早くん:おおーっ!いいねいいね、夢がいっぱいあるんだね?

 

ちゃおず:そうですね!大きく二つあります!一つの目標は留学です!世界で活躍したい思いがあるので。もう一つはベンチャー企業に参画する、もしくは立ち上げるために大学在学中にプログラミングを身に付けたいと思っています!

 

ぺパねぇ:めっちゃあるやん!

 

ちゃおず:そうですね、二年生まではすそ野を広げてもいい時期かなと個人的には思っています。

 

ぺパねぇ:そうなぁ、興味を拡散する時期とそこから何か一つ掘り下げていく時期と、切り替えのタイミングは難しいなぁ。MJどう思います?

 

MJ:そうだな。自分で「これ!」と心に決めたテーマがないなら、今は拡散したほうがいいだろう。もっと言えば、働き始めたところでやりたいことが収束してるわけでもないのだよ。日本企業ならジョブローテーションがあったり、配属とは異なるプロジェクトや社外での活動に取り組むことで、自分の打ち込むテーマを拡散させていくことだってできるからな。

 

ぺパねぇ:なるほど~。勤め先によっては、働き始めたからって専門性が固まるわけではないということやな!

風早くん:スペシャリスト、ジェネラリストどちらになるかによるってことっすね!

 

MJ:そのとおり。ただここで大事なことが一つ!

ちゃおず:大事なこと?!

MJ:そう。社会人に比べて、学生は「時間的な余裕」が圧倒的に大きい。これを活かさない手はない。だから、時間が必要なテーマにたくさん取り組んで拡散するのに適している時期という考え方ができる。ただ逆に考えると、取り組みたいテーマが決まっているのなら、がっつり時間を投資できる時期でもある。

 

ぺパねぇ:とらえ方次第ってわけやなぁ。

 

MJ:うむ、私の場合、学生時代は、「好きなことを悔いなくやる」とだけ決めて、誘われて面白そう、と思ったことには挑戦していたぞ。ゼミに二つ所属していた関係で卒論は二本書いたし、勉強以外でもサークルの組織運営について試行錯誤したり、自転車で日本を縦断したり、あちこちの山に登ってみたり、ゼミ生と飲みながら深夜まで議論をし続けたり。仕事に繋がることだけに限らず、勉強したいことをやりつづけて、どんなことが見えてくるか挑戦しつづけることが大学4年間のテーマだったな。

 

ぺパねぇ:へぇ~MJもザ学生!な学生時代送ってたんやなぁ!ちなみに、学生時代にすそ野を広げてきたようなそれらのことって、現在の仕事やそれ以外の人生にどう生きていると思います?

 

MJ:そうだな、とてもシンプルだけど、それまでより物事を深く論理的に考えられるようになり、自分に自信を持てるようになった。仕事でどんなに辛いことがあっても、「ダブルゼミで卒論2本書くことになったときは、どうなるかとおもったけど、結局あの時もなんとかなったもんな」とか思い出すと、今回もなんとかなるか!と、楽観的になれたりもするもんだ。もともとは物事をネガティブに考えがちのタイプだったけど、今の私の自信の礎になっていると言えるだろう。

 

ぺパねぇ:...卒論2本はえぐい。

 

MJ:うむ、えぐかったぞ。笑

 

 

MJ:他にも、あとは圧倒的に話のネタになる。例えば「自転車で野宿しながら日本縦断して、おいしいものを食べ歩きしました」なんていうと、間違いなく相手が食いついてくる。特に相手の出身地が自転車で行ったことある場所だと、地元の話で盛り上がったりもできる。社会に出てからは、年齢や所属、出身地から家族構成、仕事の内容まで、いろんなな背景を持つ人と関わる機会が、学生の時以上に多くある。しかも相手も多くの人に出会っているから、その中で印象に残る人はごく一部なんだ。それをふまえると、「はじめまして」の機会で、「この人ともっと話してみたいな」と思ってもらうのは、その後のビジネスの関係を作っていく上でもとても大事なことだね。

 

ぺパねぇ:確かに、どこまでいっても人間関係って大事ですもんね。人生なにがどこでどう役に立つかなんて分からないし、やってきて無駄なことって案外ないのかも…!

ちゃおず:なるほど…風早くんはどうですか?

 

風早くん:僕が意識していたのはざっくり、機会費用を小さくすることっすね。

 

ぺパねぇ:機会費用っていうと?

 

風早くん:そうっすね〜ざっくり言うと、「何かをしたことで、できなかった他の何かがある。他を選択していたことで、もっとイケてたかもしれない」っていうロスのことで、こいつをなるべく小さくしようと意識していましたねー。

大学時代って人生トップクラスに自由でアクティブな期間だと思うんすよね。なんで、何に時間使うかはめっちゃ考えてました!大いなる自由には大いなる責任が伴う的な?笑

欲しいリターンが見込めるものか、心からアツい気持ちになれるものだけやって、逆にそれ以外のことは極力削ぎ落としてきましたね。

ぺぱねぇ:(見かけによらずちゃんと考えてるんやな。)

風早くん:例えば、テニスの団体戦は頑張りましたね!心からアツくなれる、チームで目標に向かう経験を積める、PDCAを回す経験ができる、などの理由からっすね。他の領域に通じる汎用的なスキルを磨ける方で、ゆーてプロになるわけじゃないんで、テニスっていうcomfort zoneを飛び出す必要も感じたんすよね。僕の場合はビジネスに興味があったので、プログラミングに手を出したり、ベンチャー企業インターンを経験したりしました。まぁ、イケメン風に言えば、分散投資ですかね。

ぺパねぇ:キャラ出してくるなぁ~じゃあ風早くんもどちらかというと、すそ野広げてきたタイプ?

 

風早くん:そうっすね!今も昔も基本的には裾野を広げてきたタイプっす。ただ、一度就活の中で絞ろうとしたことがありましたねー。自分が問題意識を強く持っている社会課題にドンピシャで取り組むベンチャー企業と出会って、「うっわ!ここ入るしかない!」と強く思いましたね。

...ただそこ、新卒採ってなくて笑、インターンルートしかなかったので、しかも就活解禁だよこれどーすんのよって。笑

結果インターン始めて、日々仕事をやっていく中でめっちゃ勉強して、充実した時間を過ごせてます。結局、他の企業に行くことにしたんですけどねー。

ちゃおず:へぇ...それはなんで?

風早くん:いくつか理由があって、まず大きいのが、インターンを通して、今の自分が会社のためにできることの少なさを痛感したことっすね。仮に僕がここで働くとしても、タイミングとして今は会社にとっても自分にとってもベストではないって気づいちゃったんです。あと僕、好奇心旺盛でいろいろなことに興味や問題意識を持つタイプでして。その企業の中で働きながらも、全く別分野に次々関心を持ってしまって。結果、自分の中でのそれらへの興味の総量が横並びになってしまったんすよ。そこからone of themとして、なんとなーく領域選択をするのではなく、原体験を伴った、「これだわ!」って思えるような領域で、魂を燃やして、突き抜けたい!そう考えた時、今一度裾野を広げて行くっていう選択肢がファーストキャリアとしてのもっとも確からしく、情熱を感じられる解として見えてきたんすよ。最終的に、変化が激しいITの最前線で、セールスをコアスキルとしながら、様々な領域のクライアントと関わり、また様々なプロジェクトに挑戦することで、自分を構成する項を増やしていこうと決めました!

 

ぺパねぇ:じゃあMJと同じで、会社に入ったあとも専門を絞るよりはすそ野を広げていけるようなキャリアをあえて選んだったことやな~!

 

MJ:まぁ、いつまで拡散してどこから専門を掘り下げようとするのか、その悩みは就職してからもずっと続くぞ。何ができるのか自分の可能性を探り続ける旅は終わらない。私もまさにそうキャリアを作ってきたタイプの人間だ。

 

たとえば、他の人にはない専門的な知識や技術を身につける、チームで仕事をする旗振り役になる、誰かの仕事を支えるサポート役を引き受ける。仕事をやり続けて成果を出していると、いろんな価値のだし方があると気づく。

その上で、自分が必要とされる価値を出せて、得意で上手に扱うことができて、取り組んでいて楽しいと思えるものが、それぞれどんなものかを考えてみる。

あるがままの心で仕事しようとして、すべてが満たされるのを願うのは難しい。いろんな仕事や人に触れる中で、少しずつ自分にフィットするものを探し続ける。

 

ぺパねぇ:なるほどねぇ、逆に私は、入学前に目標が明確だったタイプやった。私の人生ビジョンが、「世界で一番困っている人のために働く!」ということで、誰が世界で一番困っているか考えるのが私の大学生活やったなぁ(遠い目)。

ちゃおず:へぇ~具体的にはどんなことをされていたんですか?

 

ぺパねぇ:まず、国際機関などで働くには語学力、専門性、職務経験が必要なんやけど、専門性は大学院でつけるとして、大学では語学力を付けることと、何を専門とするか決めるために色んな途上国に行って現場を見ることが目標として行動してたかな。

大学院にいくために2年で語学留学、3年で学部留学したのと併せて、大学生活通してアジア、アフリカ、中東って色んな途上国を回ったで!最初に行ったのはインドで、行く前は貧困で困ってる人がたくさんおるんや!と張り切って行ってみたけど、案外そこで見た人々は不幸そうでもなくって、貧しい=不幸じゃないんやって、当たり前のことに気づいたよね。

風早くん:自分の脚で一次情報を集める行動力があったからこそ、気付けたことっすね!深いなー。常識を適度に疑う批判的思考って、情報が氾濫している今まさに必要なものかもしんないすね。それでそれで??

 

 

ぺパねぇ:「開発援助」って、究極的には経済的な豊かさ=心の豊かさであるっていう、価値観の押し付け的な側面から逃れられないんじゃないかって考えて、そこから最終的にたどり着いたのが平和構築やった。不幸になるのも幸せになるのも平和がないとなりたたないからさ。まぁ平和構築も究極的には価値観に押し付けかもしれないジレンマから逃れられないんやけど、でもそれで大学院はイギリスで平和構築勉強してきたんよ。さっきの話で言えば、私の場合は「困っている人のための仕事!」っていうざっくりした範囲から限定的に発散させて、そこでたどり着いた平和構築っていう分野を大学院にいってから掘り下げた感じかな。

 

ぺパねぇ:そしてもう一つ、私が重要だと思うのは、リーダーシップ経験を積むこと。何事も成し遂げるには一人でやるのは不可能で、何かを成し遂げるには必ず人を動かす能力が必要やとおもう。ただ、一般企業で働きはじめたらそれこそ下っ端から始まるわけで、マネジメントの経験ができるのなんて外資系企業でも5年は先の事やろ?だから学生のうちにNPO活動や学生団体、なんでも自分の興味ある分野でリーダーシップを養成するのは、社会人5年目になって初めてというより、今やるべきことだと私は思うな。

MJ:なるほどね。確かに組織の中ではリーダーシップ経験は得難いかもしれない。学生時代にやるのもありだし、私のように成長途上のスタートアップに入るのもありかもしれない。

私は幸運にも、事業の立ち上げ期から会社の基幹事業として収益拡張を目指すところまで、いろんなフェイズの事業に参画させてもらったことで、いろんな上司のリーダーシップも見てきたし、自分でも難しさを感じることができた。

その上で今は、特に立ち上げから収益化くらいの段階にある事業の組織設計や、収益改善のためのアプローチに興味を持っている。どうやったら事業の成功確率を高められるか、またその再現性を高めるために、自分はそこで何ができるのか、そんなことを突き詰めたいと思っている。

 

ちゃおず:先輩の皆さんの意見は聞いていて非常に参考になります!

特にぺぱねえさんの思考の発散過程がおもしろいですね!実は高校時代、国際機関で働くことを考えて、ペパ姉さんと同じように新興国への開発支援や平和構築に関心がありました。今でもビジネスを通じて新興国の発展に携わっていきたいと考えていますが、過去に自分が憧れていたキャリアを歩むペパ姉さんがとても羨ましいです!僕も留学に興味があるのでペパ姉さん、ぜひ教えてくださーい!

 

というわけで、今回は大学4年間のイケてる使い方についてお送りしました。

興味を拡散する時期と、そこから掘り下げていく時期、イケてる大学生活の送り方の結論は、そう、

 

 

「人によって違う!!」

…いやそんなんで参考になるかーい!!

と思ったそこのあなた、次回より僕・ちゃおずが一人ずつの大学ライフストーリーを掘り下げていくなかで、異なる大学生活とそこに至った思考のプロセスを一緒に追体験していきましょう!

あなたにあった、参考になる考えや行動のパターンが見つかるかも!!乞うご期待!